「ゴー宣道場」のブログを読んだ金城さんから、
抗議のメッセージが届きました。
かなりの長文のため、全文掲載はしませんが、
「三丁目の夕日」のような世界に戻らないのは十分理解しており、
自分は「男尊女卑」ではなく「女尊男卑」であるとのことです。
出産の能力は女性にしかないので、女性は男性よりも優れており、
女性は男性を立てるふりをして手のひらの上で転がせばよく、
女性蔑視は許してはいけないと考えておられるそうで、
また、男女雇用機会均等法は重要だが、
家庭に入りたい女性の気持ちを無視して、
男女関係なく誰もが仕事をするべきという考えのほうがおかしいと
いったことも書かれています。
少し話を広げて、グラビアや風俗営業も、
それを披露してもよいという女性がいて成り立っているのだから、
どんな仕事にも優劣なく尊重すべきといったことも触れられて
いました。
はっきりさせておきたいのは、
この議論は、欠席裁判ではないということ。
「『男は外で働き、女は家を守る夫婦を理想とする社会を、
日本は目指した方がよい』という通念・イデオロギー」
に対する公論を、みんなでやろうというものです。
同じ感覚の人は男女関わらずたくさんいるわけですから、
特定個人からは完全に離れた、あくまでも考え方の総称としての、
「三丁目の夕日」「昭和残像氏」について、
引き続き、私たちは議論を重ねていきましょう!
「多様な考えに寛容であろう」という、一見リベラルな言葉は、
こびりついた観念を払拭すべき時など、ある場面では必要ですが、
一方で、議論において、解像度を下げて現実をボカしてしまい、
重大なごまかしが生まれてしまう問題があると私は思っています。
そのごまかしの積み重ねが、社会の課題を塗り固めているからこそ、
批判すべき点はきっちり批判しながら、
変わるべき部分は変わっていくことが大事!
自戒も込めての話です!!
なお、私はグラビアや風俗については、規制したがる人のほうが
よっぽど差別的だと考えていますが、
「女性は男性を手のひらの上で転がせばいい」というのは、
男性上位前提の、おためごかしの昭和残像だと感じます。
子ども時代から本当によく聞いてきた言葉で、そんなものかと
思っていた時期もあったし、多くの女性の中にも同じ感覚は
あるでしょう。
そういった自覚も含めて、
「男は外、女は内」に対する私の意見は、
次号ライジングの連載に書く予定です。
個人の意見に対するものではなく、
あくまでも昭和残像氏という「通念」に対する意見です。
それから、もう今後は内輪の場であっても、
特定個人についての話は、
かなりガチガチの自主規制をかけることに決めた!
SNSの時代は、トラブル発展の時代だという自覚が、
足りていなかった、それが今回の私の反省です。